WAX&THINK

I Got 5 On It — Luniz feat. Michael Marshall 和訳・スラング解説

アーティスト
Luniz feat. Michael Marshall
リリース年
1995
プロデューサー
Tone Capone
収録アルバム
Operation: Stackola
エリア
Oakland
BPM
87
サンプル元
Club Nouveau "Why You Treat Me So Bad" interpolation (1987)

この記事の見どころ

  1. 01 Club Nouveauのメロディを「弾き直し」で使用——奪われたメロディが25年後に正当な持ち主の声で戻ってきた
  2. 02 「5ドル割り勘」という普遍的なストリートの掟を歌に昇華——Bay Area全域のアンセムに
  3. 03 Michael Jacksonの『HIStory』を抑えてR&Bチャート1位——オークランド新人デュオが世界を制した

[PR] メルカリで探す

解説

■この曲の意味(要約)

マリファナを買う金が5ドルしかない。仲間と割り勘して「sack(袋)」を買おう——それだけの話だが、その泥臭いリアリティがBay Area全体のアンセムになった。Tone CaponeがClub Nouveauのメロディを「弾き直し」で再現し、そのメロディの本来の作者Michael Marshallが自らフックを歌う。奪われたメロディが11年ぶりに正しい持ち主の声で蘇るという、ヒップホップ史上最もドラマチックな「詩的正義」の一曲。

■概要

デビューアルバム『Operation: Stackola』(1995年)収録。オークランド出身のYukmouthとNumskullによるデュオLunizのデビューシングル。プロデューサーTone CaponeはClub Nouveau「Why You Treat Me So Bad」(1987年)のメロディを直接サンプリングせず、スタジオミュージシャンに弾き直させる「Interpolation」手法を採用。さらに、そのメロディの本来の作者であるMichael Marshallを呼んでフックを歌わせた。Billboard Hot 100で最高8位、R&B/Hip-Hopアルバムチャートでは1位(マイケル・ジャクソン『HIStory』超え)を記録。プラチナ認定。

■主なスラング・キーワード

5ドルを出資すること。割り勘でマリファナを購入する際に使う表現。転じて「少ない金でも貢献する」という仲間意識を示す。 マリファナや酒で酔った状態。「ハイになった」「キマった」。 インドア栽培の高品質マリファナ(Indoor weed)の略。Bay Areaで特に普及した呼称。 マリファナの袋。「half on a sack」=袋代を半分ずつ出し合う。 完全に酔いつぶれた状態、または強くハイになった状態。 高品質なマリファナの俗称。強力な匂いと効果が特徴。 軽率な女性、またはタダでマリファナを吸おうとする人を指す蔑称。 マリファナの別名。「sticky doja」=粘りけのある高品質なもの。 Parole Officer(仮釈放担当官)の略。薬物検査(urine test)を受ける必要がある人物。 スウェーデン語でマリファナ巻き紙の意。ここでは燃えにくいゆっくり燃える紙を指す。
Luniz - I Got 5 On It / Operation: Stackola

Amazon で見る

I Got 5 On It / Operation: Stackola

Luniz

アーティストについて

Luniz

Oakland, California · 1993–2004, 2010–

YukmouthとNumskullによるオークランド出身のデュオ。1995年デビューシングル「I Got 5 On It」がBillboard Hot 100最高8位・RIAAプラチナ認定を達成。Bay Area特有のメロウなG-Funkサウンドにストリートのリアリズムを融合させ、「hella」というスラングを全米に広めた立役者。

[PR] この曲の中古盤・グッズをメルカリで探す